面接で落ちてしまう人の典型的なパターンというのは、マナーや心構えができていないということにあります。いくらあなたが有能であっても失礼な態度をとれば、面接官に一緒に働きたいとは思われません。また心構えが間違っていたり、ずれていたりするとせっかくの出会いも無駄になってしまいます。面接官とはその職場ではご縁がなかったとしても、ゆくゆくは5年後、ないしは10年後、同じ職場になることもあるかもしれません。受かる受からないも重要ですが、あの人は良い印象だったと印象付けることはとてもメリットのあることです。
スーツは体のサイズにあったものを着ましょう。大きすぎたり、小さすぎたりしたものを着ている人がいます。一流ブランドのスーツである必要は全くありません。ですが、クリーニングに出した清潔感のあるものを着ましょう。できれば持っているスーツのなかで一番良いものを着るようにしましょう。なければお店の方のアドバイスを聞いて買ったほうがよいでしょう。たかがスーツですが、見た目はかなり重要です。スタイリングも整えておきましょう。ぼさぼさの髪型では良い印象は与えられません。面接は、最初の3分で決まると言う人もいるくらいです。初対面の方に接するわけですから、見た目ぐらいはきちんとしていくのが社会人としてのマナーです。
基本的にはどんなにゆるい業界であってもスーツの上着は着用していったほうが良いでしょう。夏場など暑いからと言っても上着は手に持たず、きちんと着用します。一般の会社ならば、最近はクールビズやウォームビズが提唱されていますので、その時期によって服装に迷いが出るかもしれませんが、スーツの上着を着用することは良い印象を与えることがあっても、問題になることはありません。冬場の場合にはコートを脱いで、会社に入るようにしてください。たまに、コートを着たままの人がいますがマナー違反になりますので注意が必要です。
業界によって多少派手でもよい広告業界やアパレル業界、銀行やメーカーのように比較的保守的なものを好む業界といろいろですが、病院の場合はどちらかというと保守的なほうがいいでしょう。もしも面接を受ける病院の雰囲気がわからないのであれば、事前にその病院の前で、どんな雰囲気の人が多いのか確かめて、それを参考にするようにしましょう。
一般的に、その業界らしさや職場らしさというものがありますので、雰囲気は合わせるようにしましょう。面接は戦いではなく、受験している職場で一緒に働きたいと思っていただくことが重要ですので服装や髪形、基本的なマナーを守るようにしましょう。
