節約をしたいけど夫がなかなか協力してくれない、おこづかいをめぐって夫婦喧嘩になる、お金のことで夫婦関係がうまくいかないこともよくあると思います。そんなときにオススメなのが3つのお財布。お財布の仕組みを変えるだけで、あっという間に夫婦円満になれます。
3つのお財布とは、家族共通の資金を入れる財布、夫のおこづかいを入れる財布、妻のおこづかいを入れる財布の3つです。家族の生活に必要なお金は共通資金で管理して、夫と妻にはそれぞれ、自由に使えるお金を毎月わけます。家計のやりくりで夫婦喧嘩になる事例の多くは、夫のお給料が入る口座が、そのまま家計のお金に使われていて、妻の収入は、なるべく手を付けずに貯蓄しているようなケースです。この方法では、家計のやりくりが厳しくなったときに、まず夫のおこづかいがカットされることが多いので、夫が抵抗することで喧嘩が始まります。そこで、お給料が入ったら家族のためのお金と、自分のためのお金にわけることが重要です。
お金を3つのお財布へ分ける方法ですが、まず家族で必要な生活費を計算します。家賃や食費、日用品、水道光熱費、教育費などの家計費合計を、共通資金に入れます。 銀行口座は夫婦の共有名義では作れません。ですから、どちらかの名義で新しい口座を作るか専用のお財布を作って現金で管理します。夫婦で半分ずつの金額を入れるか?それぞれの収入に応じた割合にするか?これについては、どちらでも大丈夫です。夫婦でよく話し合って決めましょう。共通資金に入れる金額が決まったら、残りが夫婦それぞれのおこづかいとなります。おこづかいは自分名義の銀行口座やお財布に入れて管理します。このお金は、お互い何に使ってもOKです。欲しいものは、いちいち相手にお伺いをたてなくても自由に買うことができます。
ランチ代、飲み代、携帯代などは日常生活で必要とはいえ、使う金額に個人差が出ます。夫の飲み代がかさむなら、全額を家計から出すのは難しいというときもあります。ですが、夫にしたら「会社の付き合いで誘われるのだから、おこづかいからは出したくない」と言い出します。そんなときには、予算を決めます。月に1万円までは家計から、それを超えた分はおこづかいから。というように、一定額を超えたときには自腹を切るしくみにしておけば、不要な飲み会やムダ遣いが減ります。逆に、予算よりも使った金額が少なかったときには、その分おこづかいをアップしてあげるのも効果的です。がんばって節約した分だけ自分のおこづかいが増えるなら、どんどん節約するでしょう。とても簡単ですが、効果は絶大です。