ナースとして転職するとき、もしくは退職するときには勤めていた病院に返すものや受け取らなければいけない書類が沢山あります。うっかり忘れてしまった場合には、再度病院に取りに行かないといけなかったり、郵送の手続きを行う電話をしなければいけなくなったりで、知らないとバタバタしてしまいます。旦那の転勤で退職してしまい、地方や都心部に転居した場合には病院に取りに行けないこともあるのでしっかりとチェックしておきましょう。
雇用保険被保険者証は常勤、非常勤問わずに、働いていた病院側が保管しており退職時に必ず渡されます。もしも渡されなければ、もらう必要があります。雇用保険被保険者証の使用用途は、ハローワークで失業手当をもらう際の手続きに必要な重要な書類です。そのまま転職する方でもきちんともらっておかないと、いざ失業手当を貰おうと思っても貰えない時がありますので、しっかりと確認、保管しておきましょう。転職する際にも、同じ雇用保険被保険者証番号を利用しますので、きちんと手元で保管しておきましょう。仮に、紛失やなくしてしまった時は、以前のものと併合して1枚に統一する手続きが必要です。ハローワークで雇用保険被保険者証再交付申請書を記入して、再発行手続きをしましょう。
離職票も雇用保険被保険者証と同じく病院側から渡されるもので、失業手当をもらう際に必要になる重要な書類となります。また、病院側から書面を貰えない場合には、病院側として発行する義務があるので早く送付してもらえるように急がせる請求をすることもできます。基本的には、退職の翌日から10日前後までに渡すことになっています。年金手帳も重要なものです。これは自分が払った年金手帳になります。ナースの場合には、病院側が保管していることが多く手元にないこともありますので、その際には必ず返却してもらいましょう。また、 次の就職や転職先の病院で必要になりますので大切に保管してください。年金手帳については社会保険庁の管轄になります。もしも、分からないことがあれば必ず相談しましょう。
源泉徴収票は1年間の年収と源泉所得税が記載された票です。簡単に言うと自分が稼いだ額と払った税金の額が記させています。12月に年末調整を行う必要が病院側にはありますので、そのため転職先にも出さないといけない書類でもあります。
また、自分の年収を証明する証明物になりますので家を借りる際やカードを作る際に必要になるケースもあります。例えば、1月~5月の5ヶ月間病院に勤めていた場合、病院側は1月の初旬に、源泉徴収票を従業員に渡す義務がありますので、やめた病院でも出してもらうことは可能です。退職する際に源泉徴収票がいつもらえるのかは確認しておきましょう。